1932-2001 日本(福岡) 画家
1957年、東京芸術大学美術学部油画科を卒業。専攻科で林武に師事し、1959年に同科を卒業した。1969年、多摩美術大学グラッフィックデザイン科の講師となり、1983年には同大学教授となり、1993年には油画科に所属が変更した。
1960年代末には、日常のなかの不安や不条理を、人間のシルエットの形の反復によって表現した。1970年代から80年代にかけては、漠としてひろがる風景のなかに自然の摂理や人間の内面を投影した表現をつづけた。1990年代には、桜の花のはなやかさに幻惑された体験をもとに、さらに幻想的な独自の世界を展開していった。