1925-2009 日本(北海道)
北海道の前衛画家。北海道大学超短波研究所に勤務する傍ら1947年頃よりクレヨン画を始める。
吉原治良や山口長男が発起人となり、斎藤義重、桂ゆきらが所属した前衛絵画を研究する二科九室会に所属。
1950年の第2回読売アンデパンダン展などに参加し大きな注目を集める。同展には以後も継続して出品している。
心象を表現した鮮やかな画面から、1956年以降はモノクロームによる表現を展開する。1963年から埼玉県大宮に移り個展を中心に精力的に制作発表を行なう。1970年代からな紫の絵具を何層にも描き重ねる独自の技法で注目を集めた。2002年北海道立旭川美術館で回顧展「因藤壽展」が開催された。