1936-1998 日本(東京都)
前衛美術、現代美術家。東京芸術大学絵画科卒業。
1963年、赤瀬川原平、中西夏之とともにハイレッド・センターを結成。
60年代初頭は、紐をもちいた作品を制作。また後半には、遠近法や影などの投影原理に基づいた絵画・彫刻を制作し、徐々にコンセプチュアルな作品に移行する。
反芸術的な色合いが濃い作品が多く、実体の無い影のみを描いた作品「影」シリーズが脚光を浴び、石や木などの自然物に僅かに手を加えただけの作品、遠近法を完全に逆にした作品など、あえて「思考させる」「思考する」ことにより、作品と世界との間に新しい関係を作りだすことに成功し、1960年代以降の日本におけるコンセプチュアル・アートに大きな影響を与えた。