1921- 2009 (福岡県) 抽象画家。東京大学卒業後、1951年に渡仏。1955年の個展にてデビューし、以後パリをはじめ、欧州、そして日本で作品を発表した。 60年代前後、宗達を思わせる単色の水墨画的アンフォルメル作品を試みた後、62年頃からはカラリストとしての資質を明らかにし、70年代以降は錯綜し増殖する極彩色のタッチ・線・面からなる複数のイメージを非連動のまま合成した独自の抽象絵画に取り組む。近年の風景画の連作では木々や田園の眺めを大画面に描きとめている。
Yasse Tabuchi
Yasukazu Tabuchi
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