1931-1997 日本(京都)
画家。父に日本画家麻田辨自、兄に麻田鷹司をもつ。同志社大学経済学部在学中、洋画を学び、1954年新制作協会展に初入選。1950年代から60年代、本格的に洋画家として歩みはじめる。アンフォルメルの影響を受け、重厚なマチエールの抽象絵画やシュルレアリスムなど、自己の表現方法を模索しながら、精力的に作品を発表。1967年京展で須田賞を受賞、翌年新制作協会会員に推挙される。1971年に渡仏、パリにアトリエを構える。11年間にわたり、宗教的な精神性を込めた独自の作品を制作する。1997年制作を未完に残したまま、京都のアトリエで自死。