1927- 日本(東京) 版画家 1949年美大を卒業後、堀口大學と木村荘八に師事、銅版画については関野準一郎と駒井哲郎に教えを受けた。 女流銅版画家の第一人者である彼女の駆使する技法は、エングレーヴィング 西洋発祥の銅版画技法の中でも最も古典的なものの一つで、「銅版という硬質な素材をビュラン(エングレーヴィング専用の道具)の鋭利な刃で、引き裂き、傷つけ、また、ウドンゲの糸の如く細い線を幾重にもつれ合わせて不思議な明暗をつくり出す」表現法である。
沖一夫編
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