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北蓮蔵Renzo Kita

1876-1949 日本(岐阜県)
明治から昭和にかけて活動した洋画家。
同郷の山本芳翠に学び、黒田清輝、久米桂一郎の天真道場をへて、東京美術学校(現東京芸大)を卒業。
帝国劇場背景部主任となり背景画に洋画を導入し、国会議事堂の歴代議長肖像画も描いた。
帝劇退社後は、文展・帝展に出品・入選し、画家としてのキャリアを重ねていく。
1927年から2年間、師・芳翠に倣ってかフランスに渡り、香田勝太の世話になる。
官展への出品を続ける一方で、皇国三千年の歴史を絵画によって知らしめようとする国史絵画館関連の制作に関わり、海軍とも関係を深めていく。代表作の一つ「提督の最後」も「海軍報道班員」の資格で、1943年第二回大東亜戦争美術展に海軍作戦記録画として出品した作品である。

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