1881-1921 日本(鹿児島県) 装幀作家、浮世上研究家。1905年『吾輩ハ猫デアル』の装幀を手がけ、以降『行人』までの漱石の著作の装幀をつとめる。漱石以外にも、森田草平、鈴木三重吉、森鴎外、永井荷風、谷崎潤一郎、泉鏡花などの作品の装幀を手がける。明治末から大正期にかけて活躍し、最晩年新版画作家として新境地を開こうとした矢先に急死。アール・ヌーヴォー調の装幀本、「現代の歌麿」と形容された美人画を残している。
夏目漱石
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