福永武彦は、夏の間、信濃追分で病気療養をしながら、1975年より79年までの5年間に約20冊の草花のスケッチ帳を残した。その作品は福永の死後、1981年に中央公論社より「玩草亭 百花譜」(上中下3巻揃)として刊行された。本作品はその一部4冊分である。
▲