どうも。
Tumblr更新してくれているようです。
慣れてくれば面白いことになるかなと、密かに期待しています。
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夏目書房 STAFF BLOG
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さて今日はロベール・ドアノーの珍しい写真集が入荷しましたので、
お知らせと共に少し紹介しようと思います。
ロベール・ドアノーは現在、最もポピュラーなフランス人写真家の一人です。
パリ郊外のジョンティイ生まれ、モントルージュで育ちました。
ドアノーは最初、写真家ではなくリトグラフの仕事していましたが、1931年に写真家に転向します。当初は自動車のルノーで広告、工業写真家として写真を撮っていました。
第2次大戦中はフランス軍に入隊、その後レジスタンスに加わっていたそうです。
戦後はラフォ通信社に参加し、フリー写真家として主にフォトジャーナリズム分野で活躍しました。
一方、ファッション誌の「ヴォーグ」の仕事も行っていて、その時期の1949年に初の写真集である「“La banlieue de Paris”Pierre Seghers」を作家ブレーズ・サンドラールとともに刊行しています。
1947年にコダック賞、1956年にニエペス賞を受賞、1973年には映画制作も行っています。
また、シカゴ美術館(1960年)、フランス国立図書館 (1968年)、ジョージ・イーストマン・ハウス(1972年)をはじめ世界中の主要美術館で本格的な回顧展が開催されています。
80年代になって、パリの恋人たちのキスをとらえた 「Le Baiser de l’Hotel de Ville」、パンを手に見立てたピカソ「Picasso and the loaves Robert Doisneau」などがポスター、ポストカード、写真集に複製され、 彼の人間味溢れる作品は世界中の共感を呼ぶことになります。
1994年にパリで亡くなりました。。
ドアノーはパリとパリ郊外において、一般市民の混沌とした日常生活のなかで起きる、予想できない奇跡的な瞬間をユーモアと情念を持って撮影しています。
町の中をカメラとともに歩き回り、人物、建物、背景などを前に自らが信じる世界観が明らかになる「感嘆する瞬間」が訪れるのを忍耐強く待つのです。
これらの写真をドアノーは、「永遠から獲得した数分のうちの1秒」と表現しています。それらは同じような郊外の生活環境で生まれ育った作家自身のセルフポートレート的な意味合いもあったのです。
ドアノーは、「レンズは主観的だ。この世界をあるがままに示すのではない。私が気持ちよく感じ、人々が親切で、私が受けたいと思うやさしさがある世界だ。私の写真はそんな世界が存在しうることの証明なのだ。」と自作のコンセプトを語っています。
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そして、今回当店にドアノーの珍しい写真集が入荷しました。
↓こちらです↓
ロベール・ドアノー写真集 1,2,3,4,5
1955年/Lausanne, La Guilde du Livre 仏語版
73,500円
この本は、ドアノーが初期に手掛けた知的写真絵本です。
1から12までの数字を風船や動物の写真で表現しています。
この本は同年に数種類の言語や装丁で出版されていて、フランス語版の他にドイツ語版と英語版があります。
ご注文はこちらから
ロベール・ドアノー写真集 1,2,3,4,5
ドアノーは当店でもやはり人気の写真家で、入荷するとすぐになくなってしまいます。
当店でドアノー商品を見かけたら是非お早目のお買い求めを。
本日も新入荷たくさんです。
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