どうも。
今日は美術の市場に行ってきました。
が、今回は何にも買えずじまい。
しかし品物は買えなかったですが、 勉強になることが多く、とてもおもしろかったです。
明日は千束会のお手伝いに行ってきます。
最近出歩いてることが 多いのでお店の人には迷惑掛けて申し訳ないです。
さて、今日はミロについて紹介したいと思います。
ジョアン・ミロはシュルレアリスムの代表者の一人です。
バルセロナの宝石商の息子で、美術学校で学び、ゴッホやフォービスムの影響を受けました。
アンリ・ルソー風の素朴な地元風景画も描いています。
1919年、パリに出たミロは、ピカソやキュービズム・グループと親しくなります。
シュルレアリスムの芸術家たちと交流するうちに、色彩が鮮やかになり、フォルムも自由になっていっきました。
詩集の挿絵や詩画集の制作、コラージュや、コラージュ=オブジェの作品や、舞台装飾、彫刻、陶器、版画と多くの制作に携わっています。
また、シュルレアリスム運動の中心人物であるアンドレ・ブルトンはミロについてこう記しています。
「人間精神が千もの問題でこりかたまっているというのに、そんなものにはまるで気をとめないでいるジョアン・ミロの場合、たぶんその心中には、ただひとつの欲望、つまり、描くために、描くためにのみ(彼にとって、まちがいなく手段を自由にできる唯一の領域に自分を限定するためにのみ)、純粋なオートマティスムに身をゆだねるという欲望だけがあるのだろう。私は私で、この純粋なオートマティスムをよりどころにすることをかつていちどもやめないできたのだが、どうやらミロのほうは、独力で、その深い価値、深い根拠を、ごく簡略に立証してきたのではないかと気にかかる。なるほど、たぶんその点からして、彼こそは私たち全員のなかでもいちばんの「シュルレアリスト」である、とみなされてよいかもしれない。」
(アンドレ・ブルトン『シュルレアリスムと絵画』、巖谷國士・瀧口修造監修、人文書院、1997年、61頁)
そして、ルネ・マグリットやサルバドール・ダリ、ポール・デルヴォーら古典的、写実的な作風の画家たちと比較して、自動記述(オートマティスム)の画家とされることもあったようです。
あまり多くを書けませんでしたが、ミロについて勉強したことを載せてみました。
当店もミロの本はさまざまあります。
どの本もミロの良さ、魅力がたっぷり詰まっているので是非ご覧になってください。
ミロの商品はこちら
ジョアン・ミロ
☆ちなみに当店にあるミロの一番高い商品はこちらです☆
L’issue Derobee ミロ銅版画集
1974年/Maeght ミロ銅版画全10葉揃 奥付にミロ、デュピンのサイン入 限150 函
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