めいこメール 岡本太郎 「若い夢」| 4代目の古本屋修行日記 | 夏目書房・ボヘミアンズギルド 古書・古本・美術品買取[神田神保町/池袋]

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めいこメール 岡本太郎 「若い夢」

どうも。

本日はめいこメールを掲載します。

今回のめいこメールは、つい先日まで展覧会が開催されていた岡本太郎とその作品若い夢についてです。

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私が注目した商品は、最終台でも一際目立っていた岡本太郎のブロンズ像「若い夢」です。
今回は岡本太郎とともに、この若い夢について書いていきます。

大阪万博での太陽の塔や、「芸術は爆発だ」などの数々の名言や作品を残している岡本太郎。
前衛的な作品を作り続け幅広い活躍をしていますが、その原点はピカソでした。岡本太郎はパリでピカソの作品を見て強い衝撃を受け、「ピカソを超える」ことを決意し絵画制作に打ち込んだそうです。そういえば、ピカソの著であるイカロスの墜落も岡本太郎が訳していたりとピカソに関する著作が多いことに気づきました。果たして岡本太郎がピカソを超えられたのかは私には分かりませんが、インパクトという面では負けていないなと感じました。

そんな岡本太郎の「若い夢」は募金活動がきっかけで生まれました。
昭和50年代、日本青年館新館建設のために著名な作家たちに声を呼びかけ募金収集活動が行われ、その第1回を担当した岡本太郎の作品が「若い夢」でした。募金活動によって誕生したこの「若い夢」は岡本太郎もかなりのお気に入りだったらしく、自身の墓標にもなっています。また、同じタイトルで詩も作っており「人生は夢だ。夢みるものは、永遠に若い。にっこり笑って、この世のすべての空しさと闘い、挑み、それをのり越える。その瞬間にこそ、若い夢がひらくのだ。」と、無邪気にはつらつと生き生きとしたそのブロンズ像「若い夢」の雰囲気を表現しています。

ちょうど今年は岡本太郎が生まれてから100年が経ち、東京国立美術館でも岡本太郎展が行われています。私もこの機会に岡本太郎展に行ってみようと思います。皆さんも是非足を運んでみてはいかがでしょうか。

ちなみに当店にも岡本太郎のブロンズ「若い夢」ありましたが残念ながら売れてしまいました。
皆さん、お買い求めはお早めに!

そして本日も新入荷が盛りだくさん

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