赤瀬川原平、高松次郎、中西夏之の3名によって1963年に結成されたグループ。グループ名は3人の苗字の頭を英語に直し並べている。その他の参加者は流動的で、和泉達、刀根康尚、小杉武久、川仁宏らも活動に参加した。山手線に奇怪な格好をして乗車する、街中に白衣姿で現れて街頭を執拗に清掃するなど、その活動は社会と芸術の関係性に焦点を当てたものが多い。また活動終了後は3名それぞれが活発に活動した。赤瀬川は著名な「千円札裁判」を起こす他、漫画、雑誌、小説などに介入しながらキッシュとアヴァンギャルドの境界を歩くよう活動し、高松は芸術表現の意味を探るように概念の世界に作品を進め、中西は絵画の世界を中心に独自の表現を追求した。