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6月1日開催「カタリココ」ご報告。遅れてすみません。

こんばんは。

当店では恒例となっております
6月1日に行われた『カタリココ』についてご報告いたします。


第1回のゲストは大竹伸朗さん、
2回目はホンマタカシさん
3回目は畠山直哉さん
4回目は祖父江慎さん
そして今回5回目のゲストは会田誠さんでした。

カタリココ2013始まりました。

開始時間ギリギリに会場入りされた会田さん。
微妙な緊張感の漂うなか、意外とすんなり二人の会話が始まりました。


当日録音したボイス・レコーダーを紛失したため、抜けがあるとおもいますが大体の内容はこんな感じでした。

美術界にはトレンドがあり どうすれば売れる作品を作ることができるかをわかっていながら
自身の作品作りに関しては、それを取り入れることはみえみえなので、できない。しない
センセーショナルな話題となった作品でも、政治的な意図はない。
事後に作られた美術史や評論家への疑問など。


サラリーマンが折り重なった夢の島のような『灰色の山』の制作のおはなし。
「なぜこんなに効率の悪い作品を思いついてしまったのか」と思うそう。共感。
何も考えずに描き続けることが自分の得意なこと。
まさに「カリコリせんとや生まれけむ」
実際に見るとその仕事量に圧倒されます。
(実際の書籍タイトルにある『カリコリ』は会田さんの偏愛する「頭皮をかいてもらう行為」を表現したものです。)


会田さん決死の朗読中。

会田さん決死の朗読中。(メガネ装着)

さてこのイベントの最大の山場。自著の朗読、それがカタリココ。


初回ゲストの大竹伸朗さんは「頑として」自著の朗読を拒否されましたが、
会田さんはひるみながらも一所懸命に自分を奮い立たせ、
私たちを楽しませるべく、面白おかしく朗読してくれました。
大竹さんの楽しそうな表情!

大竹さんは会田さんの語り口を「ヘラヘラ」と評されていましたが、私には「ふにゃふにゃ」と感じました。(注※悪口ではありません)

ご著書からも感じますが、誠実さと照れかくしとが交互に現れる感じでしょうか。
その場を取り繕うような嘘はつかないお人柄のよう。

今回の『天才でごめんなさい』の展示に寄せられた「児童ポルノではないか」などの意見についての会田さんのツイートを紹介します。

会田誠 @makotoaida
口下手・理屈下手の僕ですが、だんまりを決め込むつもりはありません。必要とあらば出向き、誠心誠意お答えするつもりです。各位。


会田さんサイン中

ご著書(読みやすく面白いので是非ご一読を。)や作品集にサインをいただきました。
一回一回サインを書き終わるたびに、 筆書きのように「さっ」と手を流して決めておられました。素敵です。


会田さん集合写真

当店の従業員やお客さんなどと記念写真をパチリ☆


大竹さん、会田さん、楽しい時間をありがとうございました!
そして、ご来場頂いたみなさま、ほんとうにありがとうございました。
これからもボヘミアンズ・ギルドをよろしくお願いいたします。

プロの文章が冴えわたる大竹昭子さんのブログもあわせてご覧ください。

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会田さんの著書や作品はこちらへどうぞ。

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