こんにちは。
ニコラウス・クザーヌスの本が入荷しましたのでお知らせします。
ニコラウス・クザーヌス(1401-1464)はドイツ生まれの哲学者・神学者です。
キリスト教の枢機卿でもあった彼の哲学の最大の目的は
愛によって神を見ること(=神の真理に到達すること)でした。
神の持つ無限の性質を最大の根拠に、
現実世界の様々な矛盾や対立している物事に向き合い、
「知ある無知」
(無限を把握する事が出来ないことを認識すればするほど神へと近づくことが可能であるということ)
や
「反対の一致」
(有限と無限といったような、あらゆる対立の統一)
などの思想を打ち出していきます。
ルネサンスの黎明を生きた彼の思想は中世から近代への架け橋となっていて、
現在でもヨーロッパやアメリカ、そして日本などで研究され続けています。
神学綱要 アウロラ叢書
ニコラウス・クザーヌス 大出哲/野沢建彦訳
2002年/国文社
光の父の贈りもの アウロラ叢書
ニコラウス・クザーヌス 大出哲/高岡尚訳
1993年/国文社
クザーヌスと近世哲学
薗田坦
2003年/創文社
〈無限〉の思惟 ニコラウス・クザーヌス研究
薗田担
昭62年/創文社
クザーヌス研究序説
日本クザーヌス学会
1986年/国文社
キリスト教神秘主義著作集10 クザーヌス
ニコラウス・クザーヌス 坂本堯/酒井紀幸/岩田圭一訳
2000年/教文館
クザーヌスの世界像
八巻和彦
2001年/創文社
ニコラウス・クザーヌス
渡邉守道
2000年/聖学院大学出版会
クザーヌスの墓碑は現在、
ローマのサン・ピエトロ・イン・ヴィンクリスと呼ばれる教会堂に安置されています。
しかしながら同じ場所にミケランジェロのモーセ像があり、
どうしても注目が集まるのはそちらの方で、
クザーヌスの墓碑の前に立ち止まる観光客はまばらだそうです。
神と一体となった彼の魂は今は何を見ているのでしょうか。
ローマに行くことがあったら訪ねてみるのもいいかもしれません。
今回ご紹介したクザーヌスは勿論、
夏目書房では様々なジャンルの本を買い取りしています。
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