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モダン*デザイン 小村雪岱

こんにちは♪

前回ご紹介した山名文夫からの繋がりで、資生堂のデザインを手掛けていた小村雪岱をご紹介します。

小村雪岱とその時代 粋でモダンで繊細で

小村雪岱とその時代 粋でモダンで繊細で

雪岱は大正7年、開設して間もない資生堂意匠部に入社。
資生堂スタイルの基礎を作ったデザイナーのひとりです。

雪岱デザイン・香水瓶

雪岱デザイン・香水瓶

「銀座」雪岱装丁・資生堂化粧品部刊

「銀座」雪岱装丁・資生堂化粧品部刊

雪岱といえば、泉鏡花の本の装幀で有名ですが、
デビューは大正3(1914)「日本橋」でした。

日本橋

泉鏡花は濃い色(茶色等)が嫌いで、装丁にも使わないよう註文をしていたとのこと。
たしかに、茶色のイメージはないですよね。

「おせん」

「おせん」

「斧琴菊」

「斧琴菊」

去年ニューオオタニ美術館で開催されいていた雪岱展のチラシは、「おせん」と「斧琴菊」のコラボです。

ニューオオタニ美術館「小村雪岱展」

ニューオオタニ美術館「小村雪岱展」

「龍蜂集」

「龍蜂集」

「龍蜂集」装幀のブックカバーが京都便利堂より販売されております。

雪岱の絵に多く描かれるこのような俯瞰図は、
絵巻物で使われてる手法、屋根を取り去って室内を俯瞰する「吹抜屋台」の影響だと言われています。

「青柳」

「青柳」

「源氏物語絵巻」吹抜屋台の図

「源氏物語絵巻」吹抜屋台の図

極端な遠近や、はたまた平面的な構図であったり…
雪岱は画家というよりも、デザイナーとしての才能に長けていたのだなあと感じます。

「愛染集」見返し

泉鏡花「愛染集」見返し絵

「雪の朝」

「雪の朝」

今回ご紹介した雪岱の本は勿論、
夏目書房では様々なジャンルの本を買い取りしています。
お売りいただける本などございましたら、コチラへどうぞ。

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