こんにちは。
寒くなったり温かくなったり。
嵐がくるのか、雪が降るのか。
健ちゃんはベトナムへ行ったり
社長は尿管結石とインフルエンザになったり
なんでやねんの日々ですが、
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
先週の市場で買ってきた本を紹介します。
『刺青(いれずみ)』 森田一朗著
大学生の頃、美術解剖の授業で東大医学部標本室を見学する機会がありました。
夏目漱石の脳のホルマリン漬け、不気味な皮膚病の見本、奇妙な形の人体や骨、
1メートルもあるクジラの子宮、ミイラ、ざんばら髪で月代の男性の生首など
一方で残酷としか言えないものが、医学的に貴重な資料として
歴史ある建物の薄暗い一室に、淡々と展示してありました。
とにかく絶句するしかない風景です。
その中でも印象深かったのは天井近くにかけられた
人間の皮膚、それも刺青部分のみを入れた額の数々です。
どういう経緯でそんな姿になったのか不思議でたまりませんでした。
死後も芸術として残そうとした本人の希望なのか
はたまた医師が親族に頼み込んでもらったものなのか。
・・・さまざまな想像が頭をめぐりましたが、
なによりも「人の皮膚をなめして額装する」というセンスに驚かされました。
今でも平たく人形に残された刺青の奇妙な存在感が頭から離れません。
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目が点です。不思議な味わい。
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へそが絶妙な効果をかもしています。
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彫る過程などの資料も。
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唯一のカラーグラビア
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かなりこわい般若。腰の曲線がなまなましい表情を与えています。
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刺青の本はお探しの方が多く、書籍は少ない状態です。
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