どうも。
本日はアルフォルメルの中心人物「ヴォルス」の商品が入荷しましたのでお知らせいたします。
ヴォルスとは??
本名はアルフレート・オットー・ヴォルフガング・シュルツェ。ドイツの裕福な家庭に生まれるが、父親の死、高校退学などを機に放浪の人生を送ることになります。その後はメルセデス・ベンツの工場や写真家のスタジオで働いたり、民俗学者レオ・フロベニウスのアフリカ研究所で民俗学や人類学を学ぶこともありました。また短期間ではありますが、前衛美術教育機関のバウハウスにも入り、パウル・クレーの指導を受けていました。
芸術家としてのヴォルスは最初写真家として活動しました。パリ万国博覧会で公式フォトグラファー を務めたり、パリのレ・プレイヤード画廊で個展を開くなど活動し「ヴォルス」という名前はこの頃から使い始めました。
第二次世界大戦によって捕えられたヴォルスは収容所で水彩画の制作を始めだします。釈放され、パリのルネ・ドルーアン画廊で個展を開催するなどすると、文化人ジャン=ポール・サルトルから高く評価を受けます。サルトルは自身やアントナン・アルトーの作品の挿絵をヴォルスにやらせました。
画家としての名声が高まってきた一方、常にラム酒をはなさなかったいわれるヴォルスはアルコール中毒に 蝕まれ38歳の若さで死去しました。
以下、そんな放浪の画家ヴォルスの作品をご紹介いたします。
・Le Berger d’Ecosse. La Pierre Philosophale. Les Passagers
Jean Paulhan Wols画
1948年/Les Presses du Livre Francais刊
仏語版 ヴォルス・オリジナル銅版画5図 限100 オリジナル・カバー付
・ヴォルス版画額「Durchstochen 貫かれたもの」
Wols
ドライポイント 裏面にギャラリーユマニテシール 10.4×7.2
・ヴォルス版画額
Wols
銅版画 H.C版 版上サイン 30.5×44.5
・Wols: Bilder Aquarelle Zeichnungen Photographien Druckgraphik
1989年/ Benteli Verlag Bern 独語版 カバー