どうも、こんにちは。
ボヘミアンズ・ギルドに現代美術を中心に洋書の美術書が大量に入荷しました。
画集、カタログはもちろん、特にレゾネがたくさん。
ヨーゼフ・ボイス、ロバート・マザウェル、デ・クーニング、クルト・シュヴィッタース、マーク・ロスコ、サム・フランシス、アルベール・マルケ…etc、もちろん(?)ピカソやシャガールのものも!
ということであるならば新入荷カタログ・レゾネのご紹介といきたいところですが、それはまたの機会に。
HPで特集がありますのでひとまずそちらからご覧ください。
今回はイヴ・タンギーです。
イヴ・タンギー Yves Tanguy (1900-19559)
イヴ・タンギーは1900年パリに生まれます。1918年から2年間、商船員として第一次世界大戦に従軍し、この間にシュルレアリストの詩人ジャック・プレヴェールに出会います。南アフリカでの兵役を経て1922年パリに戻り、プレヴェールに再会します。1923年、ポール・ギヨーム画廊のウィンドウでデ・キリコの作品を見て衝撃を受け、画家になることを決意するんだそうです。以後独学で作品を発表し、1925年、シュルレアリスト・グループに参加します。1927年にパリのシュルレアリスト画廊で初の個展を開き、ブルトンの賞賛を受けます。タンギーはシュルレアリスムのオートマティスム理論を絵画に結実させた代表的な作家になりました。1939年、第二次世界大戦を避けるためにアメリカに移住し、シュルレアリストの画家ケイ・セイジと結婚、1948年にはアメリカ国籍を取得します。1955年、ベッドから降りようとして頭から落ちて(!)不慮の死をとげます。
そんな?タンギーの商品はこちら。
●イヴ・タンギーとシュルレアリスム Yves Tanguy and Surrealism
Karin Von Maur
2001年/Hatje Cantz 英語版 カバー
ついでなので一緒に入荷しました「シュルレアリスム運動全史 Histoire du Mouvement Surrealiste」もご紹介いたします。
1920〜30年代のパリだけではなくその後の日本を含む各国に広がっていったシュルレアリスム運動(絵画、彫刻、詩、哲学、小説、映画など)の変遷をたどったもので、写真資料、図版がとても豊富で眺めているだけで楽しく興奮する1冊です。
●シュルレアリスム運動全史 Histoire du Mouvement Surrealiste
Gerard Durozoi
1997年/Hazan 仏語版 カバー
シュルレアリスムってなんとなくシリアスでじめっとしていて気難しそうな(?)感じですが、この本に収録されたもののなかにはちょっと(かなり?)マヌケでヘナヘナしてショボイものもあって、個人的にはそういった感じのほうが面白いとなーと、おもったのでした。
♪
ついでのついでで、タンギーをとても高く評価していて特定の画家に対するモノグラフとしては唯一となる著書『イヴ・タンギー』を出版していてたブルトン。ブルトンのこんなものも入荷していました。
●アンドレ・ブルトン Andre Breton: La Beaute Convulsive
Andre Breton
2001年/Centre Georges Pompidou 仏語版
♪HPにシュルレアリスムの特集がありますのでそちらも併せてご覧くださいませ♪
今回ご紹介したイヴ・タンギー、シュルレアリスム関係の書籍ははもちろん版画やドローイング、オリジナル作品などをはじめ、国内外の美術書・写真集・現代アートなどなど高価買取いたします。詳しくはコチラから△