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金子葵個展「魔法クラブ」開催のお知らせ ボヘミアンズ・ギルド2F ギャラリー

金子葵個展「魔法クラブ」
2023. 7. 13‐ 7. 30
金子葵 Aoi Kaneko 「魔法クラブ」

金子葵の作品は「いま」を感じさせない。
絵肌は素朴で木や陶器のようであり、色調は暗い。たまに性別や年齢もバラバラの人物が覗くように登場する。彼らはとても精密に描かれている。描き出された異世界はユーモラスであり、たいへん怖くもある。
なにげなく描かれたものたちは、いつでも私たちの生活にあるもので、長い間の鑑賞に堪える強さがあり、大変魅力的である。

わたしも魔法クラブに入部したい。

みなさまのご来場をお待ちしております。

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◆プロフィール

Aoi Kaneko (2003-) 静岡県出身

2021 東京藝術大学入学 美術学部絵画科油画専攻

主な展示

2022「BLISSFUL ABODE(haco)」, Tokyo
2022 「point de depart(文房堂ギャラリー)」,Tokyo
2022 「3331アートフェア2022(3331 Arts Chiyoda)」Tokyo
2023  『GINZA COLLECTOR’S CLUB』 Tokyo
2023 『個展 Circus (穏田ギャラリーAlphaomega.society) 』 Tokyo

◆ステートメント

幼少期によくお化けをみていた。
毎日怖くて眠れず、今でもあの時の感情を忘れられない。当時のお化けの正体は未だに分からない。自分自身でもこれは幻覚かもしれないとも疑っている。
科学が発展した現代において目に見えないものの存在に対する認識、価値などが急激に変化している。怪異として恐れられていたものが科学的に証明されることによって目に見えない存在の価値が社会的に段々と薄れている。
先人が怪異と信じて主観的に解釈し表現された自然現象は国や地域によって様々な解釈があり、どれも不思議な魅力を感じる。現象に答えがないからこそ制限なく自由に解釈できるのだ。この先様々な摩訶不思議な現象が証明され、異世界の気配は社会的にますます薄れていくのではないか。
異世界の存在の価値が薄れていく現代においてあえてそれらを主観的に捉え作品に昇華し、形として残すことで鑑賞者にこの感覚を共有したいのだ。



金子葵個展「魔法クラブ」
2023. 7. 13(木)‐ 7. 30(日)
12:00-18:00 無休
ボヘミアンズ・ギルド2F ギャラリー

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