題名、やれやれ! 顔料や手仕事や造形上のことでなければ、タブローを端から端まで支配するような、文学的にほんやくできる観念はない。お望みなら、Donc(それ故)とか、 Pourquoi?(何故)、Alors(その時)、Oui(然り)、Peut-être(多分)、Jamais(決して)、Maintenant(今)などなど、題名としておえらび下さい。多謝。
ニコラ
掲載されているのは手紙のほか「アトリエの断想」など思索の断章、スケッチ、アントワーヌ・テュダルによる小伝など。スタールの文体は「フランス人も少々あきれるほど奔放」だそうです。
「肉への慈悲」、文庫で出るようです。→ フランシス・ベイコン・インタヴュー(ちくま学芸文庫)