こんにちは♪
今日ご紹介するのは、こちらの書籍「フンデルトヴァッサー 人生、絵画、建築」です。
フンデルトヴァッサーといえば、やはりこちらのフンデルトヴァッサー・ハウス。
自然界にはない“直線”は、悪魔の道具であると感じていた彼は、可能な限り直線を避けて建築をつくりました。
フンデルトヴァッサー・ハウスはなんと床も波打っているそうです!
また、外観からも見える木々たちは、「木の同居者」であり、建物の中に根を張っています。
自然を人間の要求に服従させるのではなく、人間こそが自然の法則に適応すべきであるという彼の考えが非常に反映されたフンデルトヴァッサー・ハウス。
住居以外にも、共同空間やテラス、また4つの店舗と診療室があるそうです。
時計も気にせず、ここでのんびり暮らせたら・・・・・・そんな妄想が膨らむ夢の建築です**
日本には、大阪のゴミ処理場とキッズプラザの2つしか
フンデルトヴァッサーの建築がないため、残念ながら暮らすことはできません。
しかし、肩を落とすのはまだ早いです!
泊まれるところ、あります!
オーストリアのログナー バート ブルマウ温泉村。
フォルム、色彩、共存する木々、すべてが童話の世界そのもの・・・・・・✧✧
あまりのかわいさに目が眩んでしまいそうです。
屋根にそのまま続いて行く原っぱは、「垂直面は人間に、水平面は自然に」というフンデルトヴァッサーのテーゼを感じ、感慨深いです。
空から見ると、ほとんど原っぱのように見えるのでしょうか。
最後に、第2の皮膚である衣服について。
服は、自らの個性と人格を全面的に表現するためのものだと考えていた彼にとって、
多くの人が取り替え可能なほど退屈な服を着ているのは理解しがたいものでした。
多くの服を自らデザインしていた彼のファッションからは、まさに人となりが分かるといえます。
トレードマークは左右別々のソックス。
また、大きさと高貴さを与えるものと考えていた帽子をいつもかぶっていました。
好きな模様は縞模様。
その理由は「布のシワで、決して直線に見えないから」。
ここでも彼の直線嫌いは健在です。
そして更に、「なんでもかんでもアイロンをかけるというのは病的だ。洗濯はいいが、アイロンはよくない」とも言っています。
おおいに同感です。アイロンは、よくない。
ぶれない男、フンデルトヴァッサー。
彼のような、芯の強い人間になりたいですね*
大掃除、皆様いつからはじめますか?
本の整理は夏目書房にお任せください。
フンデルトヴァッサーの書籍、大歓迎です!
年末は混み合いますので、是非お早めにどうぞ♪