こんにちは*
今日は、ポーラ美術館の図録をご紹介 いたします。
「輝きはじめた女たち 20世紀の化粧と旅」 何とも心惹かれるタイトル……✧✧
こちらの図録、薄手ですが内容がとても充実しております。
図版と文章のバランスがいいので、メークアップの歴史を愉しく学ぶことができます。
はじめてのお化粧はアイメーク、という人も少なくないのではないでしょうか。
そんな、現代では重要視されているアイメークですが、市民権を得たのは20世紀に入ってから。
第一次世界大戦直前にバレエブームを巻き起こしたバレエ・リュスが、つけまつげ、マスカラ、アイシャドーを流行させたそうです。
バレエ・リュスはコスチュームも素敵ですよね☆
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「牝鹿のまなざし」と言われた新しいアイメークが登場したのは1949-1950年の冬、巴里でした。
アイライナーの登場です。
攻撃的な不自然さをもったアイラインを見て、現代社会の崩壊が今にも起こると予言した人もいたといいます。
ハリウッドでは、フランケンシュタインの花嫁ルックと名づけられました。
アイラインという線が、いかに衝撃的なものだったか窺い知れます。
その頃の日本ではまだ、アイメークは重要視されていません。
メークの歴史のなかで、日本と欧米の比較でもっとも違いがあるのがアイメークだそうです。
確かに、今の日本アイメークは洋服と供に海を渡ってきたものですよね。
着物には、上向きのまつげより憂いを帯びた下向きのまつげが良く似合います。
アイメークの歴史ひとつ取っても、こんなに沢山の情報が載っているこちらの図録。
ご興味のある方は、どうぞ手にとってご覧になってください♪
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