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明日まで!ヴァニラ画廊『シリアルキラー展』に行ってきました。

シリアルキラー展

中央区銀座にあるギャラリー「ヴァニラ画廊」にて、世界各国の凶悪犯罪を犯したシリアルキラーたちが描いた絵画やセルフポートレート、手紙、資料などを公開する「HNコレクション シリアルキラー展」が開催されています。

中は撮影はもちろん禁止なので画像をおとどけすることはできませんが、みなさんご存知の連続殺人鬼が目白押しの展覧会です。


資産家でチャリティにも熱心な名士でありながら、自らのホモセクシャルの欲求を満たすため33人もの男性を殺害したジョン・ウェイン・ゲイシー、母親をはじめ300人を殺したと主張し、映画『羊たちの沈黙』ハンニバル・レクターのモデルの一人となったヘンリー・リー・ルーカス全米でおびただしい数の若い女性を殺害した一方でIQ160と言われ頭脳明晰、容姿端麗でカリスマ性まで持ちあわせた男テッド・バンディ(シリアル・キラーという言葉は彼を表すために考え出された)などなど有名人多数です。
あまり広いとは言えない会場に所狭しと絵画、らくがき、手紙、書籍に書き込んだもの、所持品、サイン入りの使用済み下着(!!)、頭髪や爪まで展示されておりました。


この展覧会のすごいところは展示内容もそうですが、入場料が1900円というところです。
展覧会の図録(20頁ほどの冊子)がついてくるとはいえ、ギャラリーは無料が基本、美術館でも展示室2室でこの料金はいままでに経験ありません。
コレクターHN氏から借り受けるのに莫大な費用がかかったのか、はたまた今後のコレクションの費用にあてるものなのか。HN氏は日本在住らしいですが、数年で1000点あまりをコレクションした模様です。謎は深まるばかりです。
事情をご存じの方は是非そっと教えてください。


それでも雨の平日ながらたくさん人が入っていました。展示が少々見づらいほどに。そのほとんどが女性です。
ヴァニラ画廊のツイッターによると、土日は入場待ちの列ができるほどの人気の模様です。

いただいた図録の内容をご覧ください。

シリアルキラー展 図録

シリアルキラー展 図録

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いくら常人には理解しがたい連続殺人犯といえど、なんらかのサービス精神が発動しているとしか思えない絵画の数々。

ゲイシーは以前自らの絵を刑務所の中から販売しており、中でもピエロの絵は高額で、俳優のジョニー・デップも所有しているそうです。
相場が知りたいですが、きっと現代アート並みの金額でしょう。

(神谷)


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