どうもこんにちは。セント・バレンタイン。
「舞台芸術 芸術と経済のジレンマ」が入荷しましたのでおしらせします。
1960年代に活躍した経済学者のウィリアム・J・ボウモルとウィリアム・G・ボウエンが本書「舞台芸術 芸術と経済のジレンマ」で明らかにした概念に「ボーモルのコスト病」というものがあって現在に至るまで、文化経済学という分野を支える理論の1つとなっているんだそうです。
「ボーモルのコスト病」とは、工業の生産性が向上する中で、舞台芸術のような手仕事の性格がが強いサービス業の生産性は余り伸びない。これが経済がサービス化する大きな背景となっています。経済全体の生産性向上を考えると、いつもサービス業は足を引っ張っている、コストが上昇するばかりだ、ということのようです。
そんな「芸術団体の経営を芸術への享受と供給の関係の中で、理論的実証的に位置づけて把握した文化経済学の原典」(帯より)もいまや入手困難ものとなってしましました。
この機会をお見逃しなきよう、ご注文お待ちしております(公費ご注文承ります)
舞台芸術 芸術と経済のジレンマ
ウィリアム・J・ボウモル&ウィリアム・G・ボウエン 池上惇、渡辺守章訳
1994年/芸団協出版部 初版 カバー 帯
個人的には、お店に入荷した本で、欲しいなぁ(あまり売れてほしくない)と思いつつも、なるべくお客さんのお求めやすい価格で棚に並べなければならない、というジレンマもありますけれど…。
もっともそれは自分の本ではなくて、あくまでお店の商品なんですけれど…。
只今夏目書房では学術書から趣味の本、
国内外の美術書・写真集・現代アートなどなど高価買取中です。
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