今回はワード・アートをご紹介します。
ワード・アートとは、文字通り言葉の美術のことです。
まずは、作品を見て頂きたいと思います。
「父親は多くの場合、あまりにも多くの力を使用します」
「私有財産が犯罪を生みました」
「殺人は、その性的な側面を持っています」
「拷問は野蛮です」
「拷問は野蛮です」
「拷問は野蛮です」
これらを作ったのはジェニー・ホルツァーという作家で、
電光掲示板に、ことわざのような教訓めいた言葉を走らせる作品などを発表しています。
言葉を額装することによって、その意味合いが強まり、
言霊のようなものがひしひしと感じられます。
彼女の版画集も入荷しています。詳細は画像をクリックして御覧ください。
ジェニー・ホルツァー版画集「AKA: A Suite Of Five Etching」
Jenny Holzer
2006年/Brand X Project エッチング5枚揃(内1枚サイン) 75.5×56 限40 帙
また、サイモン・パターソンという作家はこんなワード・アートを作っています。
見ての通り著名人の名前が書いてあります。ただそれだけです。
にも拘らず、得も言われぬ説得力を持っています。
彼らの肖像画を飾るのと、このパターソンの作品を飾るのとでは何が違うのでしょうか。
言葉だけでなく、絵画が元来持つ意味についても考えさせられます。
今回ご紹介した作品、サイズもお値段も非常にお求めやすくなっております。
この機会にワード・アートを飾られてみてはいかがでしょうか。
夏目書房、ボヘミアンズ・ギルド、神保町ファインアーツでは随時買い取りを行なっております。
古書から美術品まで、多種多様なものを取り扱っております。お気軽にご連絡ください。
矢野