こんにちは、鈴木です。
ルイ=フェルディナン・セリーヌの著作集『セリーヌの作品』が入荷したのでご紹介します。
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作家、医師、ルイ=フェルディナン・セリーヌは1894年5月27日生まれ。フランス・パリ西郊のクールブヴォア出身。1961年7月1日逝去。
医師であったセリーヌは処女作『夜の果てへの旅』を発表し、前期三部作『なしくずしの死』『戦争』『ギニョルズ・バンド』では この世の醜悪な実状をありのままに描き、卑語・俗語を交えた過激な内容に大きな衝撃をもって迎えられました。
第二次世界大戦中『虫けらどもをひねりつぶせ』『死体派』『苦境』などで反ユダヤ主義的な評論や政治的プロパガンダを書くようになります。 そのために戦後、逮捕状が出され、1944年デンマークへ亡命。しかし翌年コペンハーゲンで拘禁され、1950年には第二次大戦中の対独協力の罪で有罪判決を下されました。
翌年、大戦中の軍功により特赦されて帰国します。その後に執筆した『城から城』『北』『リゴドン』の後期三部作では亡命時の生活を虚実交えて描きました。これらの作品は敗北直前のドイツ国内事情を知る事ができる興味深い作品になっています。1961年、『リゴドン』の脱稿直後,脳卒中で倒れ、7月に死去。
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セリーヌの作品4・15 ギニョルズ・バンド 2冊組
L・F・セリーヌ 高坂和彦訳
1995-1996年/国書刊行会 函・カバー少スレ 2冊組
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