こんにちは、鈴木です。
今回はBarry McGee。
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バリー・マッギー(1966- )はサンフランシスコを代表するグラフィティ・アーティストです。
多くのグラフィティ・アートがあふれる街、サンフランシスコ、The Mission District地区。
1980年代に”TWIST”という名前でタギングを始めます。
街中で見られる彼のアイコンはどれもたるんだ目と困惑した表情をしており、ストリートの人々の不安定な側面を映し出していました。
道端で拾った空の酒ビンやスプレー缶にタギングしたインスタレーションなどはスケーター、グラフィティアーティスト、サーファー達が作り出すストリート・サブカルチャーシーンをアイデンティティとして持っていたバリー・マッギーオリジナルの表現でした。
また、独立したアート・コミュニティが形成されているミッション・ディストリクトには、1970年代にメキシコ系アメリカン・アーティストによって起こったチ カーノ芸術運動によって生まれた多くの壁画が存在しており、この時代の壁画家やトランプアートなどに強い影響を受けています。
ギャラリーとの契約を早い段階でしたバリーは、アートシーンで影響を持つグラフィティーアーティストとしてはパイオニア的存在です。
作品の展示方法として、ギャラリーの壁にタギングした最初のアーティストと言われています。
現在はTwist, Ray Long, Lydia Fong, Bernon Vernon, P. Kin, Ray Virgilなど多くの名前を使って活動しています。
ワタリウム美術館の向かいの”Hotel Japan”。上がキース・へリング、下がバリー・マッギー。キラーピース。
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バリー・マッギー Barry McGee
Patrizio Bertelli/Barry McGee
2003年/Fondazione Prada 英語版
バリー・マッギー展 The Buddy System
Barry McGee
2002年/Deitch Projects 英語版
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