どうも、こんにちは。櫻井です。
ボヘミアンズ・ギルド、2Fブック・ギャラリーに瀧口修造の詩画集「妖精の距離」が入荷しました。
瀧口修造 Shuzo Takiguchi 1903-1979
富山県生まれ。美術評論家、詩人、画家。
戦前から日本におけるシュルレアリスムを牽引し、1960年代以降美術作品の制作も行いました。慶應義塾大学在学中、シュルレアリスムの影響のもとに実験的な詩を制作。戦後、武満徹や北代省三、駒井哲郎なども参加した総合芸術グループ『実験工房』を主催するとともに、美術評論を数多く著し、日本の前衛芸術の精神的支柱となります。マルセル・デュシャンやアンドレ・ブルトンなど海外の作家とも交流を持ちました。その他にもデカルコマニーの制作など、その活動は多岐にわたります。
今回入荷しました商品はこちら。
「妖精の距離」
詩画集「妖精の距離」は1937年に春鳥会から出版された、瀧口修造にとって初の、そして戦前唯一の日本シュルレアリスムの詩画集。限定百部。見開きの左ページに阿部芳文(展也)の絵、右ページに瀧口の詩がそれぞれに12点収められています
妖精の距離
瀧口修造詩 阿部芳文(展也)画
昭12年/春鳥会 瀧口修造毛筆署名 詩12篇 画12図 カバー(シミ有) 限100
「シュルレアリストとしての純粋の代表的の傑作だと思う」と西脇順三郎に評された「妖精の距離」。
なかなか市場にも出回らない貴重な商品ですので、ご興味がございましたらこの機会にぜひボヘミアンズ・ギルド、2Fブック・ギャラリーまでお立ち寄り下さい。このほかにも瀧口修造の草稿や作品、版画集も入荷しています。
ご来店お待ちしております。
*
買取のご案内
瀧口修造はもちろん、実験工房や具体美術協会、もの派など、1950-70年代の日本前衛美術の作品、資料、作品集は高価買取中です
高価買取作家
高松次郎/赤瀬川原平/中西夏之/瀧口修造/吉村益信/篠原有司男/荒川修作/風倉匠/吉原治良/白髪一雄/元永定正/田中敦子/上前智祐/松谷武判/前川強/金山明/菅木志雄/李 禹煥/関根伸夫/小清水漸/吉田克朗/榎倉康二etc
夏目書房、ボヘミアンズ・ギルド、神保町ファインアーツでは買取を随時行っております。 上記以外のものでも古書から美術品まで、多種多様に買取いたします。お気軽にご連絡ください。