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ソール・ライター写真集 Saul Leiter

写真家 ソール・ライターの写真集が入荷しました。

SAUL LETTER

ソール・ライター SAUL LEITER
アメリカ人写真家。
1923年にアメリカのペンシルバニア州ピッツバーグに生まれる。
1940年代から約50年間をNYにて過ごす。

写真史を知るとカラー写真の始まりはウィリアム・エグルストンを筆頭とした
「ニューカラー」のムーブメントが思い起こされますが、
ソール・ライターはその始まりの10年以上も前からカラーで写真をしていました。
もちろんニューカラー以前からカラー写真は使用されてはいましたが、
ライターのカラー写真はニューカラーのように写真史に跡を遺していてもおかしくないほど素晴らしいです。

SAULLEITER1

SAUL LEITER2

ライターは当初、ハーパーズバザーやヴォーグなどで数々のファッション写真を手がけていました。
が、商業を目的とした写真にうんざりし、また名声を求めない風変りな性格なため、
次第に表舞台から姿を消し、一部の人間のみが知るまさに「伝説の写真家」となったそうです。

そうして時は経ち、2006年にシュタイデル社から初の作品集が出版されました。
80歳を超えた老写真家は世界中で熱狂的に迎えられ、パリのアンリ・カルティエ=ブレッソン財団では初の個展も開かれました。
時代を超えて人々を魅了する写真を撮りながら、
「人生で大切なことは、何を手に入れるかじゃない。何を捨てるかということだ」という名言を残し、またあえて名声から距離を置くことに。。。

ボヘミアンズ・ギルドではそんなライターの写真集、
「SAUL LEITER」が入荷致しました。
こちらもドイツのシュタイデル(STEIDL)社より発行されています。

SAUL LEITER

ソール・ライター写真集 Saul Leiter
Agnes Sire文
2008年/Steidl 英語版 カバー

SAUL LEITER4

一冊だけでもかなり写真の量は多いですが、
おそらく、というか確実にライターは世間に発表している作品の
何百、何千、何万倍もの写真を撮っていることがビシバシ伝わります。

今年の11月にソール・ライターの伝記映画
「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」
が上映されるそうです。

原題は ‘In No Great Hurry; Thirteen Lessons In Life With Saul Leiter’
予告編を少し観ましたが、題名の通りライターは歩くのも珈琲を飲むのも、レンズを向けるのもものっすごく遅かったです。
断定はできませんが、
おそらく、多分、きっと、、、面白い映画だと思うので、
映画放映前に是非、ソール・ライターという写真家の写真を吟味して欲しいと思います!

また、当店では引き続き写真集の買取強化中です!
個人的にですがStephen Shore、Juergen Teller、Saul Leiterの入荷お待ちしています。
お電話・メールでのご相談も承りますので、お気軽にお問い合わせください。

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