こんにちは♪
本日のおすすめは、INAXギャラリーから出ている「マネキン 笑わないイヴたち」!!
小さな人形には恐怖を感じることがあるけれど、マネキンを見ても不思議とそういった感情が生まれてこない。
というか、マネキンは割と好き。
そんな方、意外といらっしゃるんではないでしょうか。
私もそのひとりです。
マネキンの起源は、流行のドレスの商品見本の媒体として生まれたフランス人形。
フランス人形は、市松人形と並んでホラー素質強のお人形さん。
その延長上にあるマネキンがなぜ怖ろしくないのか。
その答えがこの本に載っていました。
それは“しぐさ”なのです。
マネキンのしぐさにはエレガントさとユーモアがあり、
そのユーモアこそが人形をマネキンから引き離しているのでした!
納得の答えです。
ユーモアがマネキンを身近な存在に感じさせるのですね。
ところで、マネキンの語源ってご存知ですか?
フランスからやってきたマネキン。本名・マヌカン。
マヌカンだと「招かん」で縁起が悪いので、「招き」にしてしまおうということでマネキンになったそうです。
なんとも縁起物好きな日本人らしいネーミングセンス。
そうです、マネキンは招きねこ的な存在なのです。
INAX出版の書籍は面白い特集をしているものが多いので、タイトルにピンッときたら是非お手に取ってご覧ください♪
また、人形関連の書籍も多数ございます。
一部ご紹介~♪
まずは竹久夢二の「京人形」。
夢二は「どんたく社」という人形制作のグループを結成するほどの人形好きなのです。
続いて四谷シモン。
四谷シモンの人形は、篠山紀信が撮影しているものが多いのですね。
最近知りました。
こちらの額も、篠山紀信です♪
そしてこちらは展覧会図録「人形工芸 昭和期を中心として」。
なんとも愛らしいお雛様が表紙になっておりますゆえ、季節外れではございますがご紹介。
ブリキのおもちゃもございます。
1950年代に日本からアメリカに輸出していたものの復刻版。
アメリカンチップス(明治のロゴ!)を販売する少年とサーカスの呼び込みをするピエロ。
お部屋のインテリアに如何でしょうか♪
夏目書房&ボヘミアンズ・ギルドでは、人形・マネキン関係はもちろん
その他様々な書籍の買取をしております。
お売りいただけるものがございましたら、是非ご連絡下さい!