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堂本尚郎、今井俊満、趙無極など アンフォルメルの作家

どうも。

本日はアンフォルメルの作家の商品をお知らせいたします。
最近は具体などをはじめとした戦後日本美術が世界的に再評価されています。もともとアンフォルメルは海外でも非常に評価されていた美術運動の1つですが、戦後日本美術の再評価に伴い堂本尚郎、今井俊満など日本人でアンフォルメルに参加していた作家も再評価され作品の値段が急速に高騰しています。ここではアンフォルメルと深いかかわりのある堂本尚郎、今井俊満、ザオ・ウーキー、フォートリエの作品をご紹介いたします。

アンフォルメル

1940年代半ばから1950年代にかけてフランスを中心としたヨーロッパで興った美術運動。

第二次世界大戦後の1945年前後にジャン・デュビュッフェ、ジャン・フォートリエ、ヴォルスなどの画家たちが、絵具をキャンバスに不安定に激しく盛り付けてほとんど形を失った人物像を描いた。1947年にジョルジュ・マチューが分厚く塗った絵具を削るように、無意識で即興的な筆遣いで描く独自の抽象画で展覧会を開き注目された。

批評家でありキュレーターでもあるミシェル・タピエが、ヨーロッパやアメリカでも激しい抽象表現が同時多発していることを感じ、これらの作家に加えて1951年にアメリカのアクション・ペインティングの画家ジャクソン・ポロックやウィレム・デ・クーニングを招き展覧会を企画した。ここで「ラール・アンフォルメル(非定型の芸術)」という言葉を創りだし、アンフォルメルという言葉が生まれた。アンフォルメルは世界中に広がり、スペインのアントニ・タピエス、イタリアのアルベルト・ブッリ、ロシアセルジュ・ポリアコフ、中国のザオ・ウーキーなどを巻き込んだ。

日本ではフランスでアンフォルメルの画家として活躍していた今井俊満の手引きにより、1956年にミシェル・タピエによって展覧会が開かれた。戦後の日本美術界に一大アンフォルメル旋風を巻き起こし、今井俊満の他にもフランスで活動していた堂本尚郎を紹介した。また、タピエは具体美術協会とも出会い、彼らを日本におけるアンフォルメルとして海外に紹介した。

堂本尚郎画額「作品(秋)」


Hisao Domoto
1997年/ 水彩 紙 サイン 24×33

今井俊満版画額「フェリックス・ガダリとの詩画」


Toshimitsu Imai
ジークレー EA版 サイン 50×71 額70.5×90.5

ザオ・ウーキー版画額「鹿内信隆に捧ぐ」


趙無極(Zao Wou-ki)
リトグラフ サイン シミ 61×46 額82×67

ジャン・フォートリエ版画額「投射(プロジェクション)」


Jean Fautrier
1962年/ エッチング/アクアチント 限25 サイン
Mason270 48×64.5 額80×97

アンフォルメルや具体美術協会の作品、資料、作品集など日本前衛美術に関するものは高価買取中です。
特に堂本尚郎、今井俊満、趙無極、吉原治良、白髪一雄、元永定正、田中敦子、上前智祐、松谷武判の油絵や作品などは買取強化しております。
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