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「日本の銅版画」はじまりました。神保町ファインアーツより。

こんにちは。

ここのところ、急に温かくなってきて花粉症の猛威が吹き荒れる東京ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。私は絶不調です。

今回は神保町ファインアーツから新しい展示内容をレポートいたします。

こちらの勝手な事情なんですが、開店からの展示の切り替え時期の調節のため少し会期が短い展覧会となりました。
題して「日本の銅版画」です。

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まずは入ってすぐ左の北川健次さんの壁。ヨーロッパの硬質な美しさに触れることができます。緑の小さい額は山本六三、棚上には坂東壮一の蔵書票がたくさん。

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少し先へ進んで 左の小さい赤い額2点と、その真下の観音開きの額は山下清澄の作品で、「グラビュールデッサン」という技法で作られた珍しい作品3点です。そして右の黒い額の3点は浜口陽三。静謐な黒が深みをたたえています。反射で見えづらくすみません。

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どんつきの中林忠良の壁。銅版画にしては大きいサイズのものが多く、緊張感のある画面がとても迫力があります。
左の端の小さい作品が今回のタイトルに入っている浜口陽三の「二色のぶどう」。実物はとても複雑な色あいで惹きこまれます。ぜひ顔を近づけてみてください。

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こちらは色が明るく、少しほっとする壁です。左から山本容子4点、南桂子2点と池田満寿夫。個人的には左上の山本容子「Girl」が、ムンクの「思春期」をモチーフとしており、とても興味深いです。

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最後は左から浜田知明4点、吉田勝彦、駒井哲郎です。下のガラスケースには駒井の版画入りの限定本がひろげられています。
こんなに揃っていて、いいのでしょうか。贅沢です。

以上ですが、2週間に満たない期間がもったいないほどの品揃えだと思いませんか?
あと10日ほどで会期終了となってしまいます。

春のお散歩コースに是非、神保町ファインアーツにお立ち寄りください。

よろしくお願いいたします。

案内ハガキ 日本の銅版画

日本の銅版画

会期: 2015年3月17日(火)〜2015年3月29日(日)
展示作家 :アルフォンス・イノウエ/北川健次/駒井哲郎/中林忠良/浜口陽三/坂東壮一/山下清澄/山本容子ほか

会場:神保町ファインアーツ

時間:11:30-19:00 日祝のみ11:30-18:00

地図 ※靖国通り神保町駅A7出口徒歩1分 一誠堂書店の左2件隣り、1Fが菅村書店の白い日本文芸社ビル2F

(近隣に「古瀬戸珈琲店」の入った同名のビルがありますが、違いますのでお気を付けください。)

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