どうも。
本日はもの派の中心人物の1人、菅木志雄の作品が入荷しましたのでお知らせいたします。
菅木志雄とは?
菅木志雄は静岡県伊東市在住の現代美術家。1960年代後半より木や石などを用い、自然物とそれを取り囲む空間を探求し続けています。自然物や建材を仮設的に配置する独自の制作手法によって、未加工の物質を作品として制作しています。
多摩美術大学に入学し、大学で教鞭をとっていた斎藤義重と高松次郎という2人の作家が菅に大きな影響を与えました。斎藤義重が教鞭を取る斎藤義重教室では、菅をはじめとする学生にモダニズムと欧米を中心とする芸術理論に対し脱構築的アプローチをとることを促しました。また、もうひとりの教師である高松次郎は、だまし絵のような絵と彫刻で当時の東京のアートシーンの中核をなしていました。その影響からか、菅の初期作品は高松のアプローチを反映しているといえます。
在学中の1967年にシェル美術賞展を第一席に入選するなど活躍し、当時「もの派」と呼ばれた作家の1人として注目を浴びました。
1968年の椿近代画廊での初個展での初個展以降、個展やグループ展などにに多数出展するなど活動し、2015年の現在では日本を代表する現代美術画廊である小山登美夫ギャラリーに所属しています。
また作品制作と並行して、多くのパフォーマンスやや執筆による批評行為などを行い、さらには小説の執筆(『渡海鳴鳥』、『樹下草怨』)、映画製作(『存在と殺人』)など活動は多岐にわたっています。
現在は「もの派」への関心が世界的に高まり、もの派の中心人物の1人としても菅木志雄の評価が高まっています。
当店にもそんな菅木志雄の作品や書籍がございますので数点紹介いたします。
・菅木志雄画額「横切るもの-12」
1982年/ ペン/マジック 紙 裏面にサイン、タイトル、年紀 23×50 額28.5×56
・菅木志雄立体作品「Work」
2010年/ セメント/木材 底面にサイン 5.5×5.5×H9
・菅木志雄
・菅木志雄 景の背立
菅木志雄の作品、資料、作品集など「もの派」や日本前衛美術に関するものは高価買取中です。
特に菅木志雄、李 禹煥、関根伸夫、小清水漸、吉田克朗、榎倉康二などの立体作品や岩彩、アクリル、ドローイングなどの自筆作品、版画などは買取強化しております。
お持ちのもので手放したいと悩んでいる方は是非1度ご相談ください。→○△■
また、夏目書房、ボヘミアンズ・ギルド、神保町ファインアーツでは買取を随時行っております。
上記以外のものでも古書から美術品まで、多種多様に買取いたします。お気軽にご連絡ください。→○△■