90年代、日本でガーリー・フォトブームが起きました。
それは女性を撮った写真を指すのではなくて、女性が撮った写真あるいは女性が写真を撮ることを指しています。
写真の特徴としては、身近な友人や恋人や「好きなもの」、または自分自身を撮っていること。
写真評論家の飯沢耕太郎氏によれば「コンパクトカメラで、まるでお喋りを楽しむように、自分の好きなモノだけを好きなように」撮った写真。両手を広げた範囲内で届くもののようです。
そのガーリー・フォトブームの火付け役となったのは言わずもがなHIROMIX氏です。
びっくりしましたが当店にHIROMIXの写真集がありません。
買取お待ちしております!!!
そして作家としても商業的カメラマンとしても活躍の目まぐるしい蜷川実花氏。
アシッド・ブルーム Acid Bloom 2003年/エディシオン・トレヴィル マジック署名 ビニールカバー
For International Rome Film Festiva 2010年/Fondazione Cinema per Roma 伊英語版
蜷川氏とほとんど同時期に同じコンペより輩出された川内倫子氏。
種を蒔く Semear 2007年/フォイル カバー 帯・小口少シミ
こうきたら必然的にこの方も。野口里佳氏。
さきの2人とは違い、身近なものというよりも目的地へ目的のものを撮りに、という写真が特徴的です。
鳥を見る 2001年/河出書房新社 カバー
この星 The Planet 2004年/アイコンギャラリー カバー背黄変 帯
丸刈りになって家族とヌード写真。の長島有里枝氏。
SWISS 2010年/赤々舍 署名入
↓↓こちらはホンマタカシ/ロバート・フランク/ヴォルフガング・ティルマンズの写真も収録されてます。
時代で括ると上記の4名は明らかにその時代、女性写真家として足跡を色濃く残しております。
少し遡ったところでいうと、石内都氏がいます。
Yokosuka Again 1980-1990 1998年/蒼穹舎 函少スレ
上記のガーリー・フォトとは全く違い、プロヴォーグ的、中平卓馬氏や森山大道氏、牛腸茂雄氏 のような記録的写真のようです。
他にもさまざま、日本のすばらしい女性写真家は多くおられます。
次もまた、写真的ブームは起こるのかなと考えてみましたがもうすでに自撮りブームというものがあるということを忘れていました。
これもやはり女子的写真・手法ですよね。どうでもいいですけど。
当店では日本の写真家のみならず海外の写真家及び美術本・デザイン本・哲学書など数多く取り揃えております。
より良い本を今後も紹介させていただきたく思いますので、是非ご自宅に眠るお宝がございましたら当店にお持ちよりください。
大切に査定させていただきます!!!特にHIROMIXの写真集よろしくお願いします。