どうも、こんにちは。
いかがでしたか、バレンタイン。
私も今朝、妻からもらったベルギーのクッキーを1枚食べました。
あまり甘くなくて、おいしかったです。
20代のころは明治アーモンドチョコレートや白いダースを就寝前に一箱食べていました。真っ昼間にも一箱食ってました。
いまの私にそのようなことはできません。私も歳をとってしまいました。
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夏目書房池袋本店にはちょっとなんですけど纏足に関する書籍がいくつか入荷しました。
先月の古書の市場に「纏足他」としてまとめて出品されていて、なんとなく珍しいなぁと思い、珍しいと思えば欲しくなるもので、買ってみました。
市場では人気のあるものはもちろん、特殊な内容のもののまとまりは高くなることがあって、この纏足らも例にもれず若干ですが高くなってしまいました。
市場ではいろいろと専門的なものや特殊な分野ものが売買されています。
すこし変わった出品で個人的に思い出されるのは竹関係の一山です。
2年程前、市場でお店の商品の仕入れをし始めたころ、とある市場で竹関係の書籍がまとまって出品されることがありました。150冊程だったと思います。
当時私は市場のことが本当に何もわからなかったので、自分が思っていた金額の3倍以上でその竹の山が落札されたことにとても驚きました。
たまたま落札した業者のかたが顔見知りの気さくな方だったので、「なんで入札したんですか?竹って高いんですか?竹って売れるんですか?」とうかがうと、「取り立てて高いものはないのだけれど、これだけまとまって出品されているのは珍しいので入札しました。竹って竹細工や竹工芸もあるので工芸関係のお客さんの需要もあるんですよ」というようなことを説明してもらい、そのときの私はへーそーなんだー、とぼんやり思ってました。
後日、1ヶ月後くらいだったと思います、 市場でその業者のかたにお会いしたしました。とても気さくな方なので「竹売れてますか?」とついついうかがうと笑顔で「まったく売れていない。すでにネットの登録はとっくに済んだのだけれど、1冊も売れてない」とおっしゃっていました。そのことを、ふと思い出しました。
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纏足に戻ります。
科挙、宦官とともに中国の生み出した三大奇習として知られている纏足。ご存知だと思いますが纏足とは女性の足を小さくするために、幼いころから足の指を足底に折り曲げて布できつく縛る風習です。
私も幼少の頃に学校の授業かなにかで纏足と宦官の存在を知り、とてもショッキングだったのを覚えています。
衝撃が過ぎてなのかどうしてなのか、私は特にそれらのことを知ろうとはせず、今に至りますがなんとなくすごく気になりますよね、纏足。
今回入荷しましたものはこんなかんじです。
纏足関係の他にフリークス関係のものもあります。
珍しいものとしては、こちら。
「纏足の靴 小さな足の文化史」
纏足を当時の中国の状況や女性史・ジェンダー史の観点から論じるというよりは、纏足した足にはかせる装飾された不思議な靴を紹介した本です。
纏足靴のカラー写真や資料も多数収録 。
●纏足の靴 小さな足の文化史
ドロシー・コウ 小野和子/小野啓子訳
2005年/平凡社 カバー 帯
当時の女性の状況をおもうと複雑な気持ちになりますが、ほかにも纏足関係ありますのでこの機会に謎過ぎる奇習・纏足に迫ってみて下さい。
学生の方は学制証ご持参でレジにて10%オフとなりますので、ぜひご来店下さい。
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池袋本店では皆さんのお求めの商品はもとよりアート関係や写真集をはじめ面白そうなものやちょっと変わった商品を集めてお届けしたいと考えております。
ただいまヴェルサーチと刺青関係の商品は高価買取いたします。ぜひご連絡下さい。