こんにちは。
毎日、厳しい寒さが続いてますね。春が待ち遠しいです。
今回は去年10月、惜しまれつつ77歳でこの世を去った赤瀬川原平です。
生涯でネオ・ダダ、ハイ・レッド・センター、ライカ同盟など流動的な変貌を見せ続け、そして戦後最大の芸術事件『千円札裁判』を巡って、社会を巻き込み一つの芸術を生み出しました。
千葉美術館での展覧会『赤瀬川原平の芸術原論 1960年代から現在まで』も終わったばかりです。
そんな彼の笑顔がまだまだ忘れられない方にいくつかの書籍をご紹介します。
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1つ目は前衛芸術家としての幻のデビュー作『オブジェを持った無産者 赤瀬川原平の文章』です。かの『千円札裁判』の文章が収められたエッセイ集、当時の様子を知ることができる貴重な書籍です。巻末には中平卓馬による著者“遠影”が載っています。
オブジェを持った無産者 赤瀬川原平の文章
赤瀬川原平
1970年/現代思潮社 カバー 函 傷み・ヤケ・シミ
2つ目は『超芸術 トマソンの冒険』、赤瀬川自身も「何の役にもたたない無用の長物」と定義した超芸術!トマソンの全貌を収めた書籍です。
超芸術 トマソンの冒険
赤瀬川原平
1996年/ジャストシステム 函少ヤケ CD-R付属
最後は書籍ではなくポスター作品を。評論家の石子順造が創刊した漫画評論誌「漫画主義」のポスター。『革漫同鱗羽烏蘇里虎飛行の図』アングラな時代の空気を感じます。
赤瀬川原平ポスター額「漫画主義 No6」Genpei Akasegawa
1945年/リトグラフ 51.5×37 S:55×39.5
他にも赤瀬川原平とネオダダ、ハイレッド・センター関連の物もございますので興味のあるかたはぜひ。☞✰✰✰
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この寒さのなか、外出するのもおっくうになりますが、ぜひお時間がございましたら夏目書房、ボヘミアンズ・ギルドにお越しください。お気に入りの一冊がきっと見つかります。お待ちしております!
夏目書房、ボヘミアンズ・ギルドでは、様々なジャンルの本や美術作品を買取しています。