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佐内正史 パイロン/DUST/生きている 他

本日は数在る日本の写真家より、佐内正史氏の写真集をピックアップしてみたいと思います。

佐内正史
1968年静岡県生まれ。
95年、第12回キヤノン写真新世紀優秀賞受賞。
97年に写真集『生きている』(青幻舎)でデビュー。02年『MAP』で第28回木村伊兵衛写真賞受賞。
多数の写真集の刊行のほか、CM撮影、映画『ジョゼと虎と魚たち』への作品提供など幅広く活躍、近年は自主レーベル「対照」より精力的な出版活動を展開している。

ミッシェルガンエレファントの写真集をかつて手がけたということもあって音楽好きの方のファンも多いように思います。
ご本人もバンドをされていたとかいないとか。

こちら1st写真集の生きている。
このブログを書いている間に売れてしまいました。。

こちらはご友人の芸術家、大竹伸朗さんと共に宇和島と直島を旅しながら撮った写真集。


2010年/ マッチアンドカンパニー+対照 限1000 函

大きくてかなり立派な写真集です。

ご自身のレーベルより発行されている「DUST」
ご自身で本にこの「DUST」の文字を彫られたそうです。


2008年/ 対照レーベル 限1000 自彫署名入 少傷み・小口少汚れ

パチンコ台CRエヴァンゲリオンのモニターをひたすら撮った「Eva Nos」。


2009年/ 対照レーベル 限1000

パチンコ台のみならず、自分のスニーカーを真っ赤にペイントしてひたすら撮っていたり、
愛車の黄色いスカイラインを中から外から、あるいはそのフロントから見える景色をひたすら撮ったり、されています。

こちらもご自身のレーベルより「パイロン」。


2010年/ マッチアンドカンパニー+対照 限1000 函

パイロンってどういう意味なんでしょうか。
柱とか支柱という意味の英訳らしいのですが、その響きの良さを気に入られたのではないかと踏んでおります。
写真からも同じようなことを感じます。撮った意味とかその写真の意味とか、ではなく。。。

佐内さんの写真は誰しもが驚いたり、特別感情が左右されるような瞬間を写したものではなく、 ノスタルジーで非常に日常的です。
その写真の中から男の目線と色気、それから写しているものに対しての「自分はこれがとてつもなく好きだ」という離し難い愛情を感じます。
言葉で説明するような写真家ではないと思うので、超簡潔に述べさせてもらいます。
「言葉で説明できてしまえるような写真なんてのはそれまでだ」と森山大道さんも言っていたとかいないとか。
そうであれば、佐内さんの写真は無限に「わからない」素敵なものではないでしょうか。。。

当店では他にも様々な写真集を扱っております。
是非チェックしてみて下さい。
その他にも様々なジャンルの本を買取しています。
お売りいただける本などございましたら、是非ご連絡下さい。

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