静岡県立美術館で開催されている「美少女の美術史」を見てきました。
「美少女」は、あらゆる分野に登場する現代日本文化における特徴的なモチーフです。
「少女」という概念が一般に定着したのは、20世紀初頭。
女学校という存在が生まれ、同時に少女雑誌文化が花開いた時代です。
この展覧会は、更に時代を遡って江戸時代の美人画から、現代におけるアニメやフィギュアといったキャラクター文化、現代アート作品まで、多岐にわたる作品が展示されていました。
入り口にはどどーんと巨大なタカノ綾。
抒情画部門は松本かつぢの作品が多数ありました。
中原淳一の「思い出の虹」(「ひまわり」付録)が展示されていました。
以前ボヘミアンズ・ギルドにもあったので、親しみを感じました**
スカートのプリーツがかわいすぎます!
真っ白なミクのフィギュア(雪ミク)がプロジェクトマッピングによって様々に変化するという「初音ミクARぬりえ プロジェクションマッピング」という作品がありました。
今時のきせかえですね!
そして村上隆。
プリキュア好きのわたくし、あえてコメントを控えさせていただきます。
抒情画全盛の時代、少女というものは汚れなきもので、対象もまた少女でした。
しかし、現代においてはその対象の多くが男性になり、少女たちが“性”を感じさせる存在として描かれています。
現代の美少女も魅力的ですが、女性の私としてはその辺りに違和感を感じてしまいます。
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