こんばんは。
ひっそり暮らしています。
大西です。
今日は、ボヘミアンズ・ギルドに
菅木志雄の版画額が入荷したので、ご紹介します。
菅木志雄版画額「compartire il podere-10」
Kishio Suga
1991年/木版画 限10 サイン タイトル 年記 44×39
青
青
白
青
と、北園克衛ばりに改行したくなるほど
見事な青です。
はっとします。
菅木志雄(1944- 岩手)
多摩美術大学絵画科で斉藤義重に師事。
1960年代後半から70年前半まで
盛り上がった現代美術の大きな動きである
もの派の中心的な作家の1人です。
金属板、石、木、ガラス、パラフィン等の様々な素材を用いて、
物と物との関係性、物とそれが置かれる場や空間との関係性や状況を
提示する作品を一貫して制作しています。
もの派の「もの」って
なんの「もの」なんだろうと、少し考えたんですが
ふつうに「物」の「もの」だったんですね。
命名者は不明らしいですが、いい名前です。
その「もの」がよく伝わる作品がこちら。
(もう売れてしまいましたが。すいません。)
菅木志雄立体作品「周側E」
Kishio Suga
1989年/木 ペンキ 底面にサイン 17×19×10
「もの」
です。
先月、川村美術館で
イヴ・クラインの作品を初めて実物で見て
IKB(インターナショナル・クライン・ブルー)の
青すぎる青に衝撃を受けたのですが、
菅木志雄のこの版画も是非、実物を見てもらいたい青です。
お待ちしております。
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