こんばんは。
涼しくなったなーと思ってまた暑くなる。
毎年ですよね。
そろそろ学習したいです。
大西です。
今回は、ボヘミアンズ・ギルドに
山口長男の画額が入荷したのでご紹介しようと思います。
山口長男画額「墨彩作品(小)A」
Takeo Yamaguchi
墨 紙 落款 「山口道朗」識シール 38×27 額56×44
山口長男画額「墨彩作品(小)B」
Takeo Yamaguchi
1981年/墨 紙 落款 「山口道朗」識シール 38×27 額56×44
山口長男(1902-1983)は、韓国出身の画家で、
日本の抽象絵画の先駆者として知られています。
要約された形、重厚な色面で独自の独自の世界観を展開しました。
よく、あだ名のごとく音読みで「ちょうなん」
と呼ばれているのを耳にしますが
正式に「たけお」のようです。
最初、「一郎」以上に何番目に生まれて男か女かがわかる名前があるんだ、
とショックを受けましたが、かっこいい名前です。
山口長男といえば、このDIC川村記念美術館のポスターにあるように
黄土色や赤茶色など1つの色を幾層にも厚く塗り込んだ
独自の抽象画がよく知られてますよね。
この展示を観に行ったんですが(千葉のすごい山奥にあります。)
今まで図録とかで見ていいなーと思ってたのとは違って、
実物は、まずものすごく大きいですし、
ほんとに「塗り込んだ」っていう表現がしっくりくる奥行がありました。
1930年代の初期の作品も展示してあって、
今回ご紹介する画額もそうですが
書の影響を感じさせる作品が多く、絵付け陶器などもあり、
その移り変わりがとても興味深かったです。
以前、ボヘミアンにあったこの画額も好きでした。
なんか落款がいいなーと。
山口長男画額
Takeo Yamaguchi
紙 水彩 落款 額痛み 53×37 額74.5×56
山口長男展はもう終わってしまったんですが、
今やっているのも面白そうだし行ってみようかなあと思います。
この美術館は、東京から程よい遠さ(遠足気分ぐらいの)と
美術館の整備のされつくされ方(庭の芝からアヒルまで)で
少し非日常感すらあるとこなので、気分転換に是非。
おすすめです。
ただボヘミアンズ・ギルド2階も
作品数でいうと小さな美術館より断然多いです。
是非、お立ち寄り下さい。
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