夏も終わりに近づいて参りました。
今年はどこのお祭りにいきましたか?
私は、今年あまり行けなかったのですが……今まででいちばん印象的だったお祭りは、高知県の“絵金祭り” です。
絵金祭りとは、幕末の絵師・絵金の芝居絵屏風を並べた横で、屋台やお化け屋敷などが繰り広げられる独特のお祭り。
絵金の屏風絵を見ることができるのは、年に一度、この時だけ!
年月を重ね、 傷みが見られるようになった屏風絵を見て、 まちの人たちは「絵金蔵」という絵を保管する場所をつくり、
お祭りの際にだけ披露しているようです。
屏風の前にどろどろに溶けた蝋燭が置かれ、おどろおどろしさ倍増。
この写真はまだ溶けてないようで、あまりどろついていませんが……実際見た時には、もっと迫力ありました。
絵金の強烈な“血赤”と呼ばれる赤色は、邪気を払う魔除けの色として庶民に受け入れられていたようです。
毒をもって毒を制す、といったところでしょうか。
各地方には、まだまだ私たちが知らない不思議なお祭りがたくさんあることでしょう。
色々調べてみても面白いかもしれません。
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