こんにちは。
実家で初めて買ったCDを聴いています。
H Jungle with Tです。
大西です。
「勉強ブログ」という題目でやっているのですが
最近あまり勉強していなかったので 初心に返り少し勉強してみようかと思います。
というわけで今回ご紹介するの最近気になっている画家、ライオネル・ファイニンガーです。
Lyonel Feininger(1871-1956)は、ニューヨーク出身のドイツ系アメリカ人です。
リオネル・ファイニンガーとも読むみたいですね。
たぶん最初に見たのは、バウハウスの本に載っていたのだと思うのですが
色というか光に階層をつけて描いたぼんやりしててキラキラした風景画が印象的でした。
こんな感じです。
いいです。
当初は音楽を志して、ドイツに渡ったのですが
すぐに美術に関心を寄せ、絵の勉強を始めました。
挿絵画家としてドイツやアメリカ、パリの新聞や雑誌で風刺的な画風の絵を発表し活躍。
その後、挿絵画家の仕事から少し遠のき自身の絵を模索するようになります。
そしてパウル・クレーらと出会い、バウハウスで版画の指導を行います。
カンディンスキーらを中心として結成された「青騎士」のメンバーでもあります。
日本ではあまり紹介されてなく、図録や画集もあまりないのですが。
この本にいくつか絵が載っていて、おそらくこれが最初に紹介されたものかと。
パウル・クレーとその友だち展
1970年/日本経済新聞社 シミ
「パウル・クレーとその友だち展」。
「その友だち」がライオネル・ファイニンガーなんですが、
こういう展示けっこうあるんですよね。
「誰々とその仲間たち」みたいな。
なんかオマケっぽい雑な感じが好きです。
集めてみました。
アンリ・ルソー パリの空の下で ルソーとその仲間たち
2010年/ポーラ美術館 角少折れ
瑛九とその仲間たち展
1988年/町田市立国際版画美術館 少傷み
植田正治とその仲間たち 1935-55
1992年/米子市美術館
アルフレッド・スティーグリッツとその仲間たち展
1997年/東京都写真美術館 表紙少スレ
赤松麟作とその周辺 東京藝術大学大学美術コレクション
2003年/東京藝術大学大学美術館協力会
岸田劉生とその周辺
東珠樹
昭49年/東出版 函 帯 ヤケ・シミ
その周辺って、、。
話がそれましたが、1人の画家とは思えないほど
画風が多様に変化していっているのも ライオネル・ファイニンガーの特徴です。
ちょうど今、ボヘミアンにある2冊の表紙だけ見てみても。
ライオネル・ファイニンガー 版画カタログ・レゾネ Lyonel Feininger: A Definitive Catalogue of his Graphic Work
1972年/L.E.Prassee 英語版 カバー少イタミ
ライオネル・ファイニンガー Lyonel Feininger: The Early Years Watercolours and Drawings 1889-1919
1987年/Marlborough 英語版
こちらは売れてしまいましたが、、。
ライオネル・ファイニンガー展 Lyonel Feininger
2008年/東京新聞
うわーこれかっこいいなあと思って他の作品みたら全然違う、
ということはよくありますが
なんかおもしろいですよね。
違う画家の影響をもろに受けてたりとか、、。
ライオネル・ファイニンガーはピカソとキュビズムに影響されたらしいです。
作風の変化といえば。
「日付絵画」で知られる河原温ですが、
初期の作品は全然コンセプチュアルな感じじゃなかったり、、。
地元にある大原美術館に「黒人兵」という作品があるのですが、まったく気づかなかったです。
明日また見に行ってみようと思います。
まだまだ暑いですが、
暑い日は本屋→そば屋→銭湯
とスチャダラパーもラップしてましたよね。
夏は本屋です。
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