こんにちは!
今日は蔵書票をご紹介したいと思います♪
持ち主のしるしとして本の見返部分に貼る蔵書票。
アメリカではブックプレートと呼ばれていますが、海外では基本的にエクスリブリスと呼ばれています。
「誰それの蔵書から」という意味のラテン語です。
日本でも“Exlibris”と刻まれているものが多いですよね。

竹久夢二 蔵書票
蔵書票が誕生したのは15世紀ドイツ。
製紙技術の発達と、活版印刷によって本の大量生産が可能になった頃です。
タイポグラフィーの誕生ときっかけが同じですね!
古くは紋章や肖像画に、個人のモットーを書き入れた図案が好まれていました。

紋章図案
その後、持ち主の職業や故郷を示す絵柄、本や書斎に関する絵柄など、様々な図案が用いられるように♪

本のなる木!
そして……最古の蔵書票と言われているのが、こちらの「ハリネズミ蔵書票」。
「(この本を盗んだら)ハリネズミにキスされるだろう」と書かれているんです!
なんともキュート♡
日本では、明治33年に文芸誌「明星」に蔵書票が紹介され、広がっていったと言われています。
それまでは蔵書印の時代でした。今でも図書館は、蔵書印、多いのではないでしょうか。
蔵書印も面白いですが、デザインの幅がぐっと広がる蔵書票は、作家にとってもコレクターにとっても魅力的。
小さな枠の中にぎゅっと凝縮された魅惑の蔵書票、ボヘミアンズ・ギルドにもございます。
ボヘミアンズ・オークションでも、蔵書票多数出品しております!
アルフォンス・イノウエをはじめ、蒲地清爾 多賀新 郡司伸一 坂東壮一 林由紀子などなど…**
夏目書房では、蔵書票はもちろん、様々なジャンルの書籍・版画等を買取しております。
お売りいただけるものがございましたら、御連絡下さい。