こんにちは。
今回は歌川国芳、月岡芳年を中心にその作品や、
浮世絵からの影響を感じさせるモノについてお届けしたいと思います。
まず、歌川国芳とは何者なのかですが、
私も詳しくないので調べてみました。
歌川国芳は江戸時代末期(1798-1861)の浮世絵師で、歌川広重と同時代に活躍した人物。
多くの弟子達を持ち、その中には月岡芳年・河鍋暁斎なども含まれている。
作品は様々なジャンルにわたり、当時世相を痛烈に批判した「源頼光公館土蜘作妖怪図」や、圧倒的画力による武者絵「通俗水滸伝豪傑百八人」シリーズ、その他にも美人画、名所絵から戯画、春画までを手掛けている。
現代においても洋の東西を問わず、非常に人気が高い浮世絵師だそうです。
さて、国芳作品のなかでは、誰でも一度は見たことがあるのではないでしょうか?こちらの絵
「みかけハこハゐが とんだいゝ人だ」
そしてこちらは16世紀イタリアの画家「ジュゼッペ・アルチンボルド」による有名なだまし絵
さらにこちらは現代日本を代表する漫画家「大友克洋」氏
アルチンボルドの方は制作された時代も国芳より早いので
もしかしたら国芳が影響を受けていたのかも・・・。
興味がある方はそんな作品が掲載されている図録などはいかがでしょうか?
だまし絵 Visual Deception 2009 |
名古屋市美術館 Bunkamuraザ・ミュージアム 兵庫県立美術館 中日新聞社 |
2009年/ 中日新聞社
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大友克洋氏の方はちょっと無理があったかも知れませんが
個人的には通ずるものがあるかと・・・。
さて次は月岡芳年。
昨今人気絶頂の絵師、月岡芳年とは一体何者なのでしょうか?
またまた勉強不足なので、ちょっと調べてみました。
月岡芳年は幕末から明治前期(1839-1892)にかけて活躍した浮世絵師。
歌川国芳に師事し、様々なジャンルを手掛けるが、
なかでも無惨絵の描き手として知られる。
近年では三島由紀夫や江戸川乱歩も芳年に偏愛していた。
また、漫画や劇画、ポップアートにも影響を与えており、
現代においてもその人気は衰えていない浮世絵師だそうです。
構図が斬新な3作品。
「清盛入道布引滝遊覧悪源太義平霊討難波次郎」他
コチラは1970年代の漫画家「風忍」氏の3作品。
根拠は無いですが影響はあると思うんですよねぇ・・・。
他には横尾忠則の「憂魂、高倉健」なんかも。
戦後ドイツの画家でホルスト・ヤンセンはかなり日本の浮世絵に影響を受けているみたいです。
北斎や歌麿は本人も影響を受けたと言っているようですが、ひょっとしたら芳年も。
芳年ではないのですが、
左が歌麿で、右がヤンセン。