どうもこんにちは。
最近写真集がたくさんお店に入ってきました。
今回はその中からベルント&ヒラ・ベッヒャーとトーマス・ルフの商品をご紹介します。
皆さんのほうがとてもよくご存知だと思いますが、一応…
ベルント&ヒラ・ベッヒャーは1960年代ごろからモノクロで給水塔とか冷却塔とか溶鉱炉とか車庫と鉱山とかを同じような感じで撮りまくったドイツの夫婦です。夫婦ですというか写真家です。
ベルント&ヒラ・ベッヒャー写真集 給水塔 Water Towers
Bernd Becher, Hilla Becher
1988年/The MIT Press 英語版 カバー
もうひとつ。
ベルント&ヒラ・ベッヒャー写真集 溶鉱炉 Hochofen
Bernd Becher, Hilla Becher
1988年/Schirmer /Mosel 独語版 カバー
70年中頃からデュッセルドルフ美術アカデミー(ゲルハルト・リヒター!やアンゼルム・キーファー!を輩出したことで知られる名門)で写真を教えるのですが、そこでの教え子が今となってはとても豪華。というかすごいなぁ。アンドレアス・グルスキーやトーマス・シュトルート、カンディダ・ヘファーなんかがいて、彼らはベッヒャー・シューレ(ベッヒャーの教え子の意味)なんて呼ばれているみたいですが、トーマス・ルフもそのうちの一人なんです。
ルフさんはこれまでには超大判カラーによる友人のポートレート、夜空の星、インターネットから収集したヌードシリーズ、監視カメラ、3D写真などコンセプチュアルな写真作品が多いようです。
トーマス・ルフ展 Thomas Ruff: 1979 To the Present
2003年/D.A.P./Distributed Art Publishers 英語版 カバー
お恥ずかしい話わたしは、ベルント&ヒラ・ベッヒャーもトーマス・ルフも名前くらいしか知りませんでしたが、今ではベッヒャーとルフの写真集がほしい、手元においてじっくり眺めたい!と静かに思ってまして、もうちょっとたって売れていなければ、特にベッヒャー「給水塔」を、購入したいと考えていますので、そういう意味もありましてご注文はどうぞお早めに。
素朴な疑問として…
「ベッヒャーって白黒だけ?」って思ったのですが、どうやら白黒だけのようです。
お二人が撮っていた建物を撮るにはカラーよりも白黒のほうがいい感じに出来上がったらしいのですが、それよりも仕事をはじめた60年代ではカラー写真は質が悪いうえとても高く現像も自分たちでできなかったそうです。
「ベッヒャーってどっちがシャッター切ってるの?二人羽織?二人でいっせいのせ?」
それはそのときどきの話し合いの中でどちらかが対象を決めたりシャッターを切ったりしているようです。あたりまえですね。おしまい。
(写真が暗くてスミマセンデシタ)
今回ご紹介したドイツ現代写真の写真集やオリジナル・プリントはもちろん、