横浜美術館で25日まで開催されていた「魅惑のニッポン木版画」に行ってきました!
浮世絵から現代まで、さまざまな種類の木版画が展示されていて、かなり見応えありました。
なかでも興味深かったのが、浮世絵ゾーンに展示されていた月岡芳年の『風俗三十二相』と歌川国芳の『ほふづきづくし』。
芳年の『風俗三十二相』は以下の4点展示されていました。
タイトルのつけ方が洒落てますよねー
『風俗三十二相』とかけた“~さう”はもちろん、
歯磨きをしながら朝顔を見る図を「めがさめさう」とは、なんとも◎
特に気になったのはこちらの「けむさう」。
眉をひそめて団扇で顔を覆う女性。
すごくいい表情です。本当にけむそうに見えますよね!
また、この煙の描き方が珍しいなあと思いました。
浮世絵では大抵、もくもくしたものか曲線で縁取りを描くかのどちらかではないでしょうか。
こんな風に曲線を織り交ぜて描くなんて、イラストの様で面白いですよね!
そしてもう一つは、こちらの『ほふづきづくし』です!
きゃーかわゆい!!
手で覆う子、他のほうづきのぬけがら?を使う子、這いつくばる子、、、そして余裕に傘をかぶる子。
なんだか国芳らしくないヘタウマな感じがします。
這いつくばる子なんてとくにバランスがおかしいですよね。
そこがまた笑いを誘います。
このシリーズ、全部で9点見つかっているそうです。
是非とも全部見てみたいですね♪
ミュージアムショップにはなんと、ほうづき柄ののど飴が!
夏目書房では、芳年・国芳はもちろん、様々なジャンルの書籍・版画等を買取しております。
お売りいただけるものがございましたら、御連絡下さい。