シュルレアリスムの父・アンドレ・ブルトン。
ボヘミアンズ・ギルドにはブルトン関連の書籍、多数取り揃えております。
「シュルレアリスムとは口頭、記述、その他あらゆる手段で思考の真の過程を表現しようとする純粋な心的オートマティスムである」(ブルトン「シュルレアリスム第一宣言」より)
この思想を純粋に、貫き通してきたブルトン。
確固たる信念なるものが強すぎたため、シュルレアリスム運動のメンバーにふさわしくない、と感じた人物を次々と「除名」しました。
下記の文章は、除名メンバーのひとりであるサルバドール・ダリのことばです。
「ブルトンはシュルレアリスムの父であり、子は常に父より優れ、子であるダリはその父から離れていった」
まさに、究極の自己肯定の応酬とも言えるのではないでしょうか。
更に面白い逸話をひとつ付け加えるとするならば、ロジェ・カイヨワと絶交に至った話です。
それは……
手の中で暖めると、豆が飛び跳ねるジャンピングビーンズを見て、ブルトンが「植物が飛び跳ねる神秘こそが詩的夢想を刺激する」と喜んでいたところ、近くにいたカイヨワが豆を割って「これは中のムシが飛び跳ねるから豆も跳ねるのだ」と言い放ったため、ブルトン激怒。「鼻持ちならない合理主義者め!」と絶交を言い渡したそうです。
数々のエピソードを残す、アンドレ・ブルトン。
彼の世界を、皆さまも是非一度覗いてみて下さい♪
最近では、フランス語版のものが入荷しました♪
夏目書房では、アンドレ・ブルトンはもちろん、様々なジャンルの書籍・版画等を買取しております。
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