舞踏関連の書籍が入荷したのでお知らせします。
舞踏とは暗黒舞踏とも呼ばれ、前衛的な舞踊です。舞踏を定義することは難しいのですが、美醜に関わらずこの世の全てを表現しています。そこにあるのは肉体と精神だけで無駄なものは一切削ぎ落した印象を受けます。個人性と共に白く塗り潰した顔面によって肉体の流れ自体に意識を傾けることができます。それは生命の粒子から宇宙よりもっと大きな存在までをも表そうとしている様です。現在ボヘミアンズ・ギルドには舞踏の中心人物土方巽、神秘主義の書籍を残す笠井叡、世界からも評価されている天児牛大率いる山海塾などの書籍がございます。
危機に立つ肉体 土方巽舞踏写真集
澁澤龍彦表題/献詩 大岡信序文 細江英公他写真
1987年/Parco出版 帯 プラスチックカバー傷み
土方巽舞踏大鑑 かさぶたとキャラメル
種村季弘他編
1993年/悠思社 カバー
天使論 新装版
笠井叡
1976年/現代思潮社 毛筆署名 カバー背ヤケ・傷み 帯ヤケ・傷み
銀河革命
笠井叡
2004年/現代思潮新社 カバー 帯
山海塾 Sankaijuku
Guy Delahaye/天児牛大
1994年/Actes Sud カバー少傷み
土方巽はフランシス・ベーコンから多くの着想を得たそうです。舞踏は三島由紀夫、澁澤龍彦、瀧口修造などの面々も魅了しています。舞踏とは100%の肉体表現であり、そこには言葉や概念が介在する余地はありません。それは多くの芸術作品と同じように独自の解釈で楽しめるものなのだと思います。美しさと醜さ、肉体と精神、生命と無が混ざり合う舞踊とは一体なんなのでしょうか・・・。
他にもまだ舞踏関連の書籍はございますのでぜひ、ボヘミアンズ・ギルドにお越しください。
夏目書房では、様々なジャンルの本を買取しています。
お売りいただける本などございましたら、是非ご連絡ください。
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