毎年恒例の一大行事、「明治古典会七夕古書入札会」が無事に終了しました。
明治古典会とは、主に近代の文学書、自筆物、美術作品、文化資料などを扱う、
東京古書組合が主催する専門市会(交換会)です。
昨年度は私が会長を務めましたが、今年度も引き続き、会長をやらせていただくことになりました。
通常は毎週金曜日に古書業者のみで開催され、様々な珍しい古書や美術品が出品されています。
その明治古典会が年に一度だけ、お客様に下見をしていただいて、
気に入った作品を業者が代理入札するシステムの一般入札会が「明治古典会七夕古書入札会」です。
今年も日本全国の古書店から2300点の作品が出品されました。
7月2,3日の下見には、たくさんのお客様にいらしていただき、大盛況でした。
当店もかなりの点数の作品を出品し、お客様に落札していただきました。
また多くの作品も仕入れましたので、その内の何点かをご紹介します。
その他にも竹久夢二の「セノオ楽譜」や木版装幀楽譜「新小唄」や
棟方志功の肉筆表紙私家版の「板頸」、山本鼎・坂本繁二郎などの石版画集「方寸画暦」
など多数ございますのでこちらをクリックしてください。
新入荷 特撰
http://www.natsume-books.com/list.php?tokusen=482_18
新入荷 竹久夢二装幀「セノオ楽譜」「新小唄」
http://www.natsume-books.com/list.php?tokusen=481_67
みなさんの蔵書で、再び書物文化に光をあててください。
御不用の書籍がございましたら、
是非ご相談ください。詳しくはこちらへ
http://www.natsume-books.com/kaitori.php
★正岡子規句稿幅
「俳句分類初稿本」 毛筆23句 寒川鼠骨箱書 子規庵印 33×24 262,500円
★夏目漱石・尾崎紅葉短冊幅
夏目漱石「雪の峯雷を封じて聳えけり」 尾崎紅葉「瓢と財布は春の別を對し泣く」
高浜虚子箱書(昭和22年11 月再鑑) 漱石の短冊は「図説漱石大観(角川書店)」No215に写真掲載の作品 735,000円
★竹久夢二葉書5枚
上野鶯谷・志保原(金須繁)宛 毛筆4枚(1枚に句入)鉛筆書1枚 377,500円